【お知らせ】SNSでの情報発信は行っておりません。最新情報は当ブログにてご確認下さい。

美容室を3件閉店-その理由は?

美容と仕事

はじめに ― 私は美容師ではありません

現在、2店舗の店を経営しています。
それでは、なぜ美容室の経営を始めたのか。
そこからお話しします。

28歳の頃から、美容卸販売会社に勤めていました。
当時はまだワープロの時代で、美容成分の説明文や講習会の案内などを企画していました。

そして40歳になり、独立。
その3年後、初めての美容室をオープンすることになります。


なぜ美容室を始めたのか

いろんな規模の美容室をつくり、
現場に立つ美容師さんたちに、実体験をもとにしたアドバイスがしたかったからです。

それができれば、きっと誰かの役に立てる。
当時は、そう本気で思っていました。

しかし実際には、

「なんで美容卸販売会社が美容室をやるの?」
「材料が安く入るから、いいわね」

そんな言葉を、周囲の美容室から数多く投げかけられました。


始めたきっかけの間違い

私は、貧しい家庭に育ちました。
だから「金を儲ける」という発想が、心のどこにもなかったのです。

それが大きな間違いだったと、
数年後、身をもって体験することになります。

むしろ、多くの方は
「美容室をつぶした話」の方が聞きたいかもしれません。

実は、失敗の原因は経営手法以前に、
始めた動機そのものにありました。


なぜ美容室経営を失敗したのか

今なら、その理由をはっきり言えます。

経営に失敗した主な理由

  • 金儲けを考えなかった
  • お金の勉強をしてこなかった
  • 理想ばかりで計画性がなかった
  • 時間は常に動いていることを理解していなかった
  • 人任せの自己流で経営を始めた

私は40年以上、美容業界にいますが、
「儲からなくていいんです」と言って店を始め、
長く成功している人を、ほとんど見たことがありません。

本音は人それぞれでしょう。
しかし、私自身もまた、その一人でした。


金儲けを考えないとなぜ失敗するのか

学生時代に経営を学んだ人なら、
こんな言葉を聞いたことがあるかもしれません。

「あの店、技術はあるけどお客さんがいないわね」

※ 今の時代は少し違う部分もありますが、
本質は変わっていません。

その理由は、今ならとてもシンプルです。

金儲けを考える=勉強すること

これを、当時の私は理解していませんでした。


最初の店が儲かった本当の理由

「最初の店は儲かった。
努力すれば成功できるんだ。」

そう思っていましたが、
この考えは完全に間違っていました。

当時、儲かった理由

  • スタッフ全員で何度もポスティングを行った
  • 新聞広告に多額の資金を投じた
  • カラー会員制度で顧客を囲い込んだ
  • 外部講師を招き、技術と接客を徹底的に学んだ
  • 若さゆえ、給料や将来の話が出なかった

これは「仕組み」ではなく、
無理が通っていただけだったのです。


10年後に気づいた当たり前のこと

美容室をオープンしてから、
本当に早く気づくべきだったのは「10年後の現実」でした。

時間が経てば起きること

  • 人は成長する
  • 結婚・出産・育児がある
  • 職人は独立する
  • スタッフもお客様も年を取る

こんな当たり前のことが、
当時の私には、まったく見えていませんでした。


時代に取り残されていく現実

カラー会員を集め、パーマをかけ、店販も売れる。
それが、当時の「成功パターン」でした。

しかし、諸行無常。
時代は確実に変わっていきます。

ホットペッパーという巨大な存在が現れ、
契約すれば料金は上がり続ける。
求人も、徐々に難しくなっていきました。


これからの美容室の成功の秘訣

美容師の技術は、努力すれば必ず上達します。
しかし、

技術が上がること
店が続くことは、まったく別の話でした。

売上が上がれば数字だけを見て喜ぶ。
分析はしない。
売上が下がれば「なぜだろう」と焦り、
改装やチラシで解決しようとする。

結果、また人任せの自己流経営に戻ってしまうのです。

金儲けを考えるというのは、
決して欲深くなることではありません。

金儲けとは、未来まで店を守る覚悟

今なら、はっきりそう言えます。


もうひとつの本当の原因

そして、もうひとつ。
本当の失敗の原因があります。

次回、
私の中の「火妖人」が、いたずらをする話をお伝えします。

―― 続く














コメント

タイトルとURLをコピーしました